摘要

金銭、石高(兵力)をどのように効率よく伸ばせばよいかを記述する

武将の行動と中止・中断

出陣中は自動実行中の内政が止まる(掌握・開発・懐柔は中止,城下方針での城下施設建築は中断)。
このためCPUでも頻繁に出陣する勢力は各城の兵力が増えにくく、膠着状態の勢力は各城の兵力がぐんぐん伸びる。
ただし大名の居城の内政のうち手動で行っているものや具申によるものは中断しない。

城の収入

城政務と商業

金銭収入 = (城政務 + 50) × 商業 ÷ 1000
金銭収入は商業に比例するため、商業2倍なら金銭収入も2倍になる。
一方で城政務は基礎値が50あるため、例えば城政務50と100で比較しても、1.5倍にしかならない。

城政務と石高

兵糧収入 = (城政務 ÷ 2 + 75) × 石高 ÷ 1000
兵糧収入も石高に比例するため、石高2倍なら兵糧収入も2倍になる。
一方で、商業と比較すると、城政務の影響度は半分に減り、基礎値が75に増えている。
そのため例えば、城政務50と100で比較しても、兵糧収入は1.25倍にしかならない。
政務が低い武将でも最低限の兵と兵糧収入を確保できるような調整となっている。

石高と最大兵数

最大兵数 = 石高 × 1.5
城の最大兵数は石高の1.5倍で城能力の影響を受けない。
城のある郡は300、それ以外の郡は100の初期石高があり、農村掌握1つにつき100ずつ増加する。

攻略で初期化された城の石高は300+城以外の郡の数*100となり、郡数が4だと600・10だと1200となる。
初期化された城の最大兵数は郡数が4だと900・10だと1800ということになる。
このため黒井城や飯田城など農村が少なく郡の数が多い城は、伸び代は少ないが初期の最大兵数が多め。

郡開発完了の効果

郡の農村と市を全て掌握し開発施設も全て建設すると、その郡の石高が1.2倍になる(入会地の効果も乗る)。
城主がいる城のある郡では城下施設の効果も含めて1.2倍となる。
石高が1.2倍になるためその郡の最大兵数も1.2倍になり、城の開発の終盤で一気に最大兵数が伸びることになる。

さらに城の全ての郡の開発を完了すると、その城の商業が1.2倍になる(開発施設・城下施設の効果も乗る)。

統治範囲外の収入

大名や軍団の統治範囲外の城では金銭収入が0.15倍に激減する。
ただし兵糧と兵は減らず、出陣も可能なので、石高に特化しておけば問題はない

商業施設への投資

以下の表は城政務70の場合

施設費用商業月収入投資費回収に要する月数
100100128.3
三斎市(市x1)800506133.3
三斎市(市x2)8001001266.7
三斎市(市x3)8001501844.4
三斎市(市x4)8002002433.3
三斎市(市x5)8002503026.7
商人町Lv1100010001208.3
商人町Lv220005006033.3
商人町Lv330005006050.0
鋳造所150050006002.5

商人町Lv2やLv3は、増築費用と上昇分の数値。
市と商人町は、完成後9か月から利益が出るが、三斎市は市が5個あっても2年以上は利益が出ない。
商人町の増築は利益が出るのに少なくとも3年近くかかる

城下への効率的な武将配置

一郡一将が最善ではあるものの、それが可能な状況は少ない。
よって各状況に於いて効率的な武将配置を考える。

全体

上位集落がある郡や掌握可能な集落総数の多い郡には優先的に配置。

前線に近い城

掌握可能な農村集落の多い郡はそのまま兵数に直結するのでぜひ将を置きたい。
大農村や温泉郷などの上位集落があればなお良い。
また極力能力の高い将に担当させる事で一城で複数部隊を出陣させる際でも
安定した兵数運用ができるようになる。

後方の城

前線とは逆に、掌握可能な市数や大市、交易港などの上位集落の有無で決めよう。

部将身分以上による複数郡統治

基本的には必要分の将を担当させた残りの郡を割り当てる事で城全体の開発度の底上げができる。
人材不足により全ての郡管理を一将に任せる際などは、逆に開発優先度上位の郡から任せよう。
なお家老宿老身分で後方の城であれば、一城全て任せても特に不便はない。

配下武将の行動管理

代官

本拠の代官の行動には集落掌握・集落建設・国衆親善の3種類があり、配置時に行動を自動選択する。
完了していて実行の余地がない行動を選択することはない。

特に開発施設の選択は、武将の能力傾向によってある程度の方向性はあるがランダム性が強い。
配置を外して再配置しても同じ行動を選択するが、少しでも時間を経過させて再配置すると行動を決定し直す。
これを利用すれば本拠については代官開発でも入会地だけを建設させるといったことが可能。
ただしランダム性が強いことに変わりはないのでものすごく面倒。

城主・領主

出陣して即帰城し時間を少し進めれば行動を再選択する。
繰り返せば行動を選べるがやはり面倒。

なお、部将以上の知行部分は城主と同じ種類の行動を選択する(その郡で完了している行動の場合は別の行動を選択する)。
これを利用すれば一気に掌握や国衆親善を進めることができる。
ただし建設はバラバラに施設を建てることが多い。

災害

政策「灌漑整備」、城下施設「灌漑水路」、特性「防災」で災害回避率が増加。100%以上で被害を皆無に出来る。
例「灌漑整備」LV4 40%+城下施設「灌漑水路」LV3 35%+特性「防災」LV2 25%=100%
灌漑水路は重複して効果があるので「灌漑水路」LV1(25%)が4つでも100%となる。
災害が発生した郡に緊急具申が出ることがある。
郡からの収入がなくなり、武将を派遣しないと月代わりに一揆が蜂起する可能性がある。

災害名発生月被害備考
洪水5月市の掌握解除台風と洪水が同じ年に発生することはない。
商業は基本的に商人町に頼るので台風ほどの実害はない。
ただし開発完了での石高ボーナスは失われるので兵力も減る。
復興に長い時間がかかり領内問題も大量発生する。
被害を受ける範囲のランダム性は大きく局所的な場合も多い。
どこで発生するかも運次第で蝦夷のみ被害を受けるケースもある。
台風6月農村の掌握解除被害を受けた城の最大兵力が激減する凶悪な災害。
全国を横断する場合が多いが稀に九州のみや四国止まりの場合もある。
復興に長い時間がかかる・領内問題も大量発生するのは洪水と同じ。
広範囲に被害が行く分近隣の敵も大体自分と同じくらいの被害が出る。
ただし大勢力ほど灌漑の政策や施設が整うのが早いので被害が軽くなる。
今作の「やる気を無くす要因」で間違いなくトップ3には入る。
凶作7月石高減少翌年7月まで継続。
城の全郡が被害を受けたりすると凶作期間中の最大兵力が半分程度になることも。
洪水や台風に比べれば開発がリセットされないだけでもマシである。
領内問題は発生する。
豊作7月石高増加翌年7月まで継続。
発生した郡の数次第では豊作期間中の最大兵力が大幅に増加する。
ただし兵の補充は即時ではないので実際の効果は低い。
兵糧収入と最大兵糧も増えるが同じく即時増加ではないし腰兵糧は増えない。
自分が有効に使える機会はそう多くなく、歴代シリーズで一番いらない豊作だと思う…

身分一覧

身分必要勲功城主時の統治出来る郡数備考
宿老160007大名が隠居すると宿老になる
家老80005軍団長任命可
部将40003政策・外交実行可
侍大将15001城主任命可、一門武将・滅亡時の大名・宿老・国衆頭領はここから
足軽大将3000領主任命可、滅亡時の家老・国衆配下はここから
組頭00代官任命可

上位施設一覧

施設名効果具申可能条件施行可能になる政策備考
大農村石高+1000同一郡の農村を全て懐柔石高を大きく上げるのはこれと灌漑水路くらい。
上昇量で言えば灌漑水路レベル5よりも上なので、効果は極めて高い。
これがある城が基本的に強い城認定される。
本拠にこれがある場合は該当の郡の農村をすぐに開発しよう
大市商業+1000同一郡の市を全て懐柔商業は上げる手段が豊富にあるが効果自体は強力。
本拠にこれがある場合は該当の郡の市をすぐに開発しよう
商業+200城の開発率70%以上寺社奇進効果は低く政策用、寺社寄進自体レベル1あれば十分。
本願寺・大友以外ではありがたみは薄い。
南蛮寺商業+300城の開発率70%以上南蛮交易効果は低く政策用。
南蛮交易は強力な政策なので、余裕があれば積極的に建てたい
東日本にはほぼ存在しない。
交易港商業+1500城の開発率60%以上海上輸送割と早い段階で作れる割には中々の上昇量。
銀山商業+2000城の開発率80%以上銀交易条件が厳しく中々作れない。
効果は金山の下位互換で政策も微妙だが全国各地にある。
鋳造所が作れる効果は金山と同じなのでできるだけ早く建設したい。
金山商業+2500城の開発率80%以上金掘技術条件が厳しく中々作れない。
効果は大きく政策も有用だが、その分数は少ない。
特に西日本には本当に少ない。
温泉郷兵力の回復速度+20%城の開発率60%以上湯治療法小勢力だと効果は実感しづらく、むしろ城の完成の障害になることも。
終盤の大勢力決戦では政策含めて非常に有用。
牧場騎馬LV+3城の開発率50%以上上昇量が大きく一気に城の戦闘力が増す。
全国各地にあり、よく見かける施設。
鍛冶町鉄砲LV+3城の開発率50%以上存在する城が非常に少なく、九州の2城は位置的に有効に扱える機会がとても少ない。
雑賀・岸和田・小谷の3城は近畿にあって戦いやすく、城自体も全国屈指の豊かさなので強い。
番城郡の兵力が国衆の最大兵力分増加(毛利家の固有政策で増加した分も反映)、制圧時間増加国衆取込時に自動で即時建設国衆の取込は計画的に。
米問屋がないとまず兵糧が足りなくなるが、そもそもこれを取る頃にはもう戦争しない位置になっているのもよくある話。

城下施設一覧

施設名レベル効果建設条件備考
灌漑水路1石高+300、災害被害回避+25%なし災害回避率を上げるために作る事の方が多いかも。
それほど即効性の高い施設ではないが、よく使う方針の進軍や内政で出てくる施設なので1つくらいは建てることも多い
2石高+450、災害被害回避+30%石高2000以上
3石高+600、災害被害回避+35%石高3000以上
4石高+750、災害被害回避+40%石高6000以上
5石高+900、災害被害回避+50%石高10000以上
商人町1商業+1000なし効果が非常に大きいにも関わらず建設時間が短い。
城下方針内政に出来れば3つは最優先で建ててくれる。
即効性が非常に高い施設で、序盤から積極的に建てていくべき。
2商業+1500商業2000以上
3商業+2000商業3000以上
4商業+2500商業6000以上
5商業+3000商業10000以上
1耐久上限+400、反撃ダメージ+15%なしCPUが大好きな施設。
プレイヤーにとっては全く不要。
トロフィーの普請上手がいつまでたっても解除されない場合の犯人はだいたいこれ。
2耐久上限+600、反撃ダメージ+20%
3耐久上限+800、反撃ダメージ+25%
鉄砲櫓1耐久上限+600、反撃ダメージ+20%政策「砲術指南」施行櫓同様不要だがSteam実績獲得の際は櫓と別判定である事に注意。
政策「砲術指南」を施行すると建設済みの櫓が自動的に同レベルの鉄砲櫓に建て替えられる。
2耐久上限+900、反撃ダメージ+25%
3耐久上限+1200、反撃ダメージ+30%
練兵所1兵力+900なし兵糧上限も増加するが兵糧収入は増加しない。
単品で取っても間違いなく米不足になる
米問屋と併せて建てれば良いが、方針での建設でこの2つの両立は難しい。
2兵力+1350石高2000以上
3兵力+1800石高3000以上
4兵力+2250石高6000以上
5兵力+2700石高10000以上
米問屋1兵糧上限+3000、兵糧収入+200石高1000以上これがないといつまでたっても米不足。
これがあればもう米の心配はいらない。
そんな感じの最有用施設。
施設数が多い城を進軍に設定すると複数建ててしまうのは迷惑。
2兵糧上限+5000、兵糧収入+400石高6000以上
3兵糧上限+9000、兵糧収入+800石高12000以上
荷駄詰所1腰兵糧+15日商業1000以上序盤はこれの優先度が米問屋より高い事が面倒。
中盤以降の石高の高い城には是非欲しい。
方針進軍で兵糧庫や米問屋を作らせるついでに建てる事も多い。
2腰兵糧+20日商業6000以上
3腰兵糧+25日商業12000以上
厩舎1政策「馬術指南」のレベル分騎馬レベル増加上位施設「牧場」が存在政策なしで建てても効果は薄い。
かといって政策と施設枠を使うこれを入れてまで騎馬レベルを上げる価値は…
もちろん武田家プレイなら話は別。
または政策「馬術指南」施行 lv1で本拠、lv2で大名軍団、lv3で勢力全域建設可能
射撃場1政策「砲術指南」のレベル分鉄砲レベル増加上位施設「鍛冶町」が存在厩舎に同じ。
もちろん鈴木家プレイなら話は別。
または政策「砲術指南」施行 lv1で本拠、lv2で大名軍団、lv3で勢力全域建設可能
鋳造所1商業+5000上位施設「金山」か「銀山」が存在金銭収入が跳ね上がるので鉱山がある城には絶対建てたい。
城下施設方針の委任でも優先度高めに建ててくれる。

開発施設一覧

2つ(郡によっては3つ)まで建設出来る。施設の重複建設可能。

施設名効果備考
兵糧庫郡通過中の兵糧消費半減重複不可。
本拠ではバグによって代官建設と郡開発を重ねる事で2つ作れるが、効果は同じなので損。
進軍ルートにこれがあるとないとでは世界が変わるので、進軍ルートになりそうな所には最優先で建てさせたい。
制圧時間増加、反撃発生城がある郡に建設不可。
基本はCPUの嫌がらせ用。
ただし自勢力でも弱小の場合に
・城と距離がある又は城まで複数郡がある(地方に多い)
・相手が即時制圧の織田信長以外
・兵数と腰兵糧の少ない序盤
ならば上手に建てると侵攻を抑制できることがある。
三斎市市効果+50方針を内政にするとこれを建てまくるため、よく見かける。
後方の城はこれ一本で良い。
入会地農村効果+50農村の数にもよるが、石高を底上げする施設は嬉しい。
農村が1つもない郡にこれを建てている領主はとても「考えて行動している」とは思えない
庭園獲得勲功+25%大名の居城の郡に建設不可。
本拠以外で城主・領主が建設する事はない模様。

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