勢力図

1560年4月

桶狭間の戦い.jpg

シナリオ概要

桶狭間の戦いが起こる直前のシナリオ。
今川家でプレイし桶狭間の戦いが起きた場合、以降のプレイ勢力を今川と松平から選べる。
東部でも北条征伐・川中島の戦いが起きるが、勢力図には特に影響を与えない。
このシナリオ以降の織田は確実に拡大する。

ただし、織田の拡大速度は寿命設定に大きな影響を受ける。
美濃攻め関連の歴史イベントで城や武将を入手して拡大が加速するが、大半の発生条件が「当主が斎藤龍興」。
シナリオ開始時の当主である斎藤義龍は開始翌年が寿命だが死亡イベントが存在しない。
このため、寿命長寿設定だと代替わりが起きずにこれらイベントが発生しなくなる。
さらに、義龍は統率武勇80弱で30前後の龍興と大きな差があり、織田がなかなか稲葉山城を攻略できなくなる。
特に織田プレイで歴史イベントを楽しみたい場合は寿命は史実のままにしておこう。

勢力別攻略

南部家

まずは蝦夷地までを占領して後顧の憂いを排除すること。
最初はいくらかの小大名と同盟しているが、お預けされたオヤツでしかないので終了次第滅ぼしてしまおう。
とりあえず伊達家と衝突するまでは強敵はいない。
安東愛季や最上義光らを従えて東北の覇権を握ろう。
東北制覇まで行くと今度は今作最強の北条とぶつかってしまう。
東北だけでは北条の攻勢は凌ぎ切れないため、隣接前に必ず同盟しておくこと。

次のターゲットは長尾と武田。
どちらから攻めるかは時と場合によるが、流れが悪いと長尾は武田に食われてしまうため、武田とやり合う覚悟を固めておこう。
とはいえ信玄が世を去り、織田・徳川・長尾らと争い続きで疲弊した武田はイメージほど強いわけでもない。そこまで苦戦せずに滅ぼせるはず。
だがここまで勢力を広げ、東北勢+武田+長尾の厚い層を以てしても北条の強さはかなりのモノ。
威風などを活用して効率良く攻めないと苦戦は必至。
しかし北条まで倒せば、いくら織田でも敵ではない。「三日月の満ち欠け満ちても南部領」と言わせよう。

最上家

羽州探題に就任しており無官位だが威信は高め。
「羽州の虎将」義光が元服した年だが、取り巻く状況はかなり厳しい。
最上と周辺国との関係は年代によって変動が激しいが、伊達と対立し孤立している時期。
最上に同盟国がない一方で、伊達は蘆名・田村・相馬等と同盟し1年後には上杉とも同盟して包囲網が敷かれる。
国力も伊達より下なので内政していると伊達に攻撃されるし大宝寺を落とした上杉も攻撃に加わってきてしまう。
山形城はあまり豊かではないのでその点も不利。
おまけに武将も質は悪くないがわずか7人と少なく、人数だけなら大宝寺と同じ。

上杉から防衛が来るようになる1年後までに米沢は落としておきたい。
上杉が西方向に出陣しているタイミングで米沢を攻略したいところ。
開幕で大宝寺を滅ぼしてそちらに上杉の注意を向け、その間に合戦を駆使して米沢を攻略する方法などがある。
義光はこの時期の奥州では最強なので上手く活用しよう。
また、義光は宿老なので伸びしろの大きい米沢城を任せたいところ。

二階堂家

南奥州の1城大名だが官位だけは高く、威信は奥州探題の伊達家を上回る。
伊達政宗の叔母・阿南が嫁いでおり伊達と婚姻同盟を結んでいる。
武将も今一つで混乱持ちもいないが、大名が低能力なものの撹乱持ちなのが救い。
領内に武将頭領で兵数1500の国衆があるが、出陣には代官懐柔が5回以上必要。

最初の目標は北の田村家だが、合計3000の国衆が来るので開幕出陣での攻略はほぼ無理。
国衆を代官の行動管理を利用して全員で懐柔すれば7月ころには出陣可能になる。
その間に大名と郡代の2部隊で北と西から迎撃部隊を誘導して2000の国衆がある郡を制圧しておく。

準備が整ったら国衆込みで5部隊で出撃し大戦場で迎撃部隊を撃破、高台が使える地形なので楽。
続いて伊達領内から来る国衆と空き巣狙いの蘆名も撃破したら、包囲ループで陥落させられる。
蘆名はこちらの城を空っぽにしておくと本拠の3000だけで来るのでその方が楽。
蘆名盛氏の能力は高いが威風差で低下+足止名将なので意外と楽に勝てる。

金銭収入が200を超えたら北条と親善を開始し、いつでも同盟できるようにしておく。
北条の信用が溜まったら、後の伊達攻めの途中で隣接する上杉の信用も貯めておこう。
居城が関東に接する須賀川城のため北条対応は必須で、3年以内に隣接されると思った方が良い。

伊達との婚姻は阿南の夫(跡取り)を解雇することで円満解消(6か月の同盟に変更)できる。
そろそろ北条が迫ってきそうというタイミングを見て行おう。
伊達との同盟が終了したら北条と同盟、解雇後は外交できる部将以上が大名だけになる点に注意。

次は蘆名の黒川城を攻める。
わりと簡単に落とせるが津川城まで落として滅ぼすと上杉と隣接し軍神襲来なので注意。
上杉は御館の乱のためか蘆名を攻撃しないので津川城は残して壁になってもらおう。

黒川城を落としたら人材を増やす、最上・佐竹・那須の人材確保を目指そう。
最上は伊達の攻撃を受けるので延沢城だけになったら伊達領を通って攻略(維持は無理なので放棄)。
佐竹・那須も1城になった時点で攻略。
ここまでしたらいよいよ伊達戦、兵力は劣勢だが最上義光・佐竹義重を活用して頑張ろう。

S3二階堂.jpg

3年経過時点、蘆名・相馬・岩城が従属。
威信は高いのである程度の城数になれば1城大名は従属させられる。

なお、東北は各年代でほとんど勢力に変化がない中、信長包囲網の時点で消滅する大名家でもある。
ちなみに、伊達阿南を大名と再婚させて後継させれば、二階堂伊達家?の誕生。
このためにプレイしましたが、せっかくの高い官位がもったいないというジレンマ。
朝廷工作で官位授与してから隠居したいが、高額な工作費用がなかなか捻出できません。

長野家

前シナリオから新田金山城を失い箕輪城だけで抵抗を続ける長野業正。
武将は息子の業盛が加わり4人、数は少ないが業正・上泉信綱・業盛と質は高め。
長尾と武田に挟まれており、最初は同盟国がないが開始4か月後に北条征伐が起きて長尾と同盟する。
ただし61年1月(寿命長寿でも61年10月)に「友よ沼田を奪え」が発生し、業正が死去してしまう。

イベントどおりに進めると長尾と同盟して武田と戦うことになるが非常に辛い。
箕輪城+長野家は堅牢だが、それが災いして武田が2万といった絶望的な数で攻めてきてしまう。
撃退は可能だがボロボロにされるし、長尾と共に武田に攻め込むことも可能だがなかなか武将数を増やせない。
寿命長寿でも隠居しない限りイベントで業正も死亡してしまう。

そこで武田に臣従して長尾から上野の2城を奪い、北関東に進出していくのがオススメ。
武田に臣従すると北条(+成田・太田)とも不可侵になるので、関東への進出がかなり簡単。
また、「北条征伐」が発生しなくなり、北条が成田・太田を従属・結城と同盟のままになる。
小田・佐竹からしか拡大できないが佐竹・小田・宇都宮・那須同盟に激しく抵抗されてなかなか拡大できない。
早期に上野を制圧できれば北条に先んじて北関東を制圧することも十分可能となっている。

チュートリアルありで米問屋を建て、武田に臣従したら開幕で沼田城と新田金山城に向けて出陣。
沼田城は城主の忠誠が低いため包囲で降伏する。
新田金山は柿崎景家が城主で非常に硬いため、出陣させて合戦で撃破して兵数を減らす。

S3長野1.jpg

画像のように部隊展開すれば沼田城に向かいつつ柿崎隊をつり出すことが可能。
大合戦の地形が良く(大戦場⑤)高台射撃のみで撃破できる。
沼田城は業正+業盛1500と上泉600で迎撃されずに包囲から降伏させられる。
沼田城が降伏したら業正隊と上泉隊はそのまま新田金山城に向かう。

小部隊は合戦後そのまま新田金山城の郡を制圧し城の包囲を目指す。
包囲直前あたりで城の兵数が500を超えて柿崎が再度出陣してくるのでうまく誘導し合戦で再度撃破。
そのまま新田金山城を陥落させられる。
陥落前に長尾が沼田城に攻めてくるが、2000程度の小兵力なので武田に援軍を要請。
陥落後に業正隊を沼田城の南隣の郡まで戻せば合戦で撃退できる。

S3長野2.jpg

うまくいけば開始2か月で長尾を関東から追い出せる。
沼田城に統率81武勇84の甘粕景持、新田金山城に統率86武勇95の柿崎景家が配属されており、確率は低いがどちらも捕縛登用可能。
沼田城は上記の2部隊で降伏までスムーズに行けるので、甘粕景持は登用に応じるまでリセマラするのも方法。
捕縛自体は強攻包囲の切り替えや包囲部隊の移動で陥落日をずらせば難しくない。
両名とも長尾のエース級なので、その後の拡大速度が段違いになる。

S3長野3.jpg

その後は佐野→宇都宮と北関東に進出していく。
新田金山に上泉、沼田城に業盛を配置し、甘粕と柿崎は代官として本拠の部隊を率いてもらうのがおすすめ。
業正・甘粕・柿崎トリオなら北関東の武将は敵ではないし城も全て豆腐同然の柔らかさ。

長尾からは佐野攻めの途中で本気侵攻されるので、佐野の迎撃隊を合戦で撃破したら業正を戻し武田の援軍を活用して合戦で撃退。
一本道で沼田に攻めてくるので郡も奪われないし武田の良将たちを活用できるので撃退は難しくない。
本気侵攻を一回退ければ武田と長尾の兵力差がついて一方的展開になるため、長尾の脅威はなくなる。
むしろ武田に拡大されすぎないよう長尾の坂戸城を奪うタイミングを計る必要があるくらいになる。

S3長野4.jpg

北条は味方の成田・太田・結城が邪魔でなかなか拡大できないため、2年ほどで北関東を制圧できる。
宇都宮や那須はせっせと佐竹に援軍を出すので非常に空き巣しやすい。
欲張って越後にも進出して武田と長尾の隣接を断つことも可能。

13城に到達すると武田から独立し北条との不可侵が解消される。
北条から即攻撃されるが、武田に停戦仲介してもらうことが可能。
北条と停戦している間に長尾にとどめを刺し、景虎たち長尾の武将を配下に加えよう。
長尾の武将が加わればいよいよ北条と開戦。

S3長野5.jpg

北条戦も長尾+北関東の勇将たちがいれば難しくない。
成田と太田が邪魔で侵攻しにくいが、先にそちらを滅ぼそうとすると北条の攻撃を受けてしまう。
佐倉城近郊→房総半島で威風大を2回発生させられるので、北条を弱らせてから成田と太田を滅ぼそう。

ここからさらに滝山城(八王子城)で威風大を起こせば小田原城と韮山城(+分断された城)だけとなる。
小田原城は非常に硬く今川の援軍も煩わしいが北条にとどめを刺して関東を取り戻そう。
ちなみに旧主の上杉憲政は長尾を滅ぼした時点で戻ってくるが何の役にも立たないので、佐渡島にでも流しておこう。

長尾家

北条征伐直前で翌年には川中島の戦いを控える状況。
北条征伐はイベントだけ・・と思いきや、頑張れば実現できたりする。
関東に向けて出陣し鉢形城あたりで合戦に勝利すれば北条の兵力は一時的にほぼゼロになる。
そのまま侵攻を続ければ関東の諸大名も動き、里見が三崎・結城が佐倉・佐竹が森山を攻略したりして北条征伐感が出るぞ。
固有特性の越後の龍は合戦でも発動するので、全部隊が強化されて非常に強い。
腰兵糧はギリギリレベルの厳しさなので兵糧管理には注意。

翌年には関東管領に就任して上杉家に変わるが,その際に金銭がゼロになるので注意。

武田家

難易度上級、武田家関連の歴史イベントをできるだけ消化して信玄公の代でクリアを目指す。Ver.1.0.3

三国同盟締結済みで南は安定。北と東は長尾と当たるので西に進む。
長野家は開幕従属させられるが「北条征伐」以降のイベントが全て潰れてしまうので注意。

1年目
「桶狭間の戦い」後に松平家が独立するのでちょうどよい攻略目標になる。「武田・徳川の盟約」が発生しなくなるがその後のイベントに影響しない。
史実と違い氏真はアグレッシブに戦ってくれるので今川家と親善し援軍をフル活用。
1年程度で全城陥とせるので優秀な徳川家臣団を吸収できる。飛騨の三木家は戦線が拡がりすぎる上に有能な将がいないので従属させる。

2年目
箕輪城を攻めて「箕輪城の戦い」で長野家滅亡。上杉家が出陣してきたら合戦で破り、カウンターで沼田城(と新田金山城)を奪い越後に閉じ込める。
成田家、佐野家など関東諸勢力の同盟状態が無くなったら北条に潰される前に従属させておいてもよい。
北信濃と上野の城を上杉家の警戒で残し、西の斎藤家を攻略する。織田家が横槍を入れてきた場合でも、残り1城はきっちり陥として斎藤家臣団を吸収しよう。

以降は畿内を目指し織田家と戦うが、1564年7月には「武田義信廃嫡」が起こり三国同盟が無くなる。
周囲全てを敵にしないように、戦線を絞って対処し、どこと戦うか、どこと結ぶかを考えよう。
なお「今川家滅亡」イベントを起こすには「三国同盟の終焉」から1年以内に今川家を攻略することが必要。東西から挟んでスピーディに攻めよう。

朝倉家

宗滴が世を去った代わりに明智一族を得た朝倉家。開始直後に核となる武将は弱いが、浅井家及び足利将軍家との同盟を持っているのが強み。
序盤は優秀な武将を確保すべく、義龍亡き後の斎藤家を攻撃していこう。義龍がいなくなったあたりのタイミングで織田家も斎藤家に攻撃を仕掛けていくため、浅井の援軍なども上手く活用しつつ豊かな美濃を攻略しよう。
斎藤家を滅ぼしたら思い切って織田家と戦っていこう。北陸はこちらが拡大しなければ武田と上杉が勝手に争い合うため、敢えて北陸への拡大は諦めよう。
織田家は城能力がやたら高いこともあって苦労するが、将軍家の仲介ブロックや合戦なども活用して切り崩していこう。織田家まで滅ぼせたら肥沃な地盤と優秀な家臣団で恐れるものは何もない。

三木家

いつもどおり高難易度の飛騨の覇者。
威信は高いままだが国衆との関係が悪化しており開始時は出陣不可に。
武田がさらに拡大して最初から隣接、長尾もすぐに隣接してきて武田・長尾・斎藤に囲まれる。
3家のどれかに臣従するのは必須となる。

S3三木1.jpg

武田の木曽福島城は城主が降伏するため、武田に臣従する前に攻略しておくことも可能。
武田の初回出陣はほぼ長野に向かうので、2か月間出陣されずに臣従できることが多い。
木曽福島城に人脈持ちの姉小路頼綱を入れると早い時期から遠国登用が活用できる。
西が安全なためかイベント前に長野家を滅ぼしてしまうことも多く、流れてきた長野親子を登用できることも。
業政は61年寿命で使えないが息子の業盛も統率武勇70台で三木では主力となってくれる。

斎藤の岩村城も城主が降伏するため攻略は簡単だが、松平と隣接するので注意。
武田と松平が同盟するタイミングを見て攻略しよう。

S3三木2.jpg

織田は六角あたりまでを攻略してから斎藤を攻撃することが多いので、タイミングを合わせて斎藤を攻略。
郡上八幡城が最後の1城になるように攻略タイミングを調整して斎藤の武将を確保しよう。
イベント展開で竹中半兵衛や美濃三人衆は織田に取られるが、斎藤利三や不破光治などは頼りになる。

なお、寿命長寿なら斎藤義龍が死亡せず美濃攻略関連のイベントが発生しないため半兵衛なども確保できる。
織田の拡大も遅くなるが一方で斎藤が弱体化しないのでお好みで。

このころには上杉が武田に押されて防戦一方になるので越中も確保できる。
統率83武勇76の北条高広を登用できることが多く忠誠を維持できればエースとして活躍してくれる。

S3三木3.jpg

武田と織田の同盟は63年ころに終了し、織田との不可侵が解消される。
武将の能力差が圧倒的でまともに戦っても勝てないが、このシナリオの織田は威信が低いため武田で停戦仲介可能。
また、織田は不可侵解消時点でたいていどこかに出陣している。
留守番部隊相手に8対8の威風中程度なら何とか勝てるので、岐阜城などを奪っておきたい。
あらかじめ金10000を用意し、豊かな岐阜城に本拠移転して開発を進めれば一気に楽になる。

その後も織田は出陣を続けるので、再度留守番部隊を相手に威風中程度を起こせば尾張美濃を奪取できる。
13城で武田から独立するが、このころにはかなり安定した状況となる。

S3三木4.jpg

あとは順調に拡大していける。
上杉は武田・蘆名に挟撃されて瀕死になるので、北陸の城や従属させた畠山を活用し最後の1城を奪って武将を確保したい。
武田が上杉の最後の城を攻めると「越後の龍を下す」が発生して全武将をもっていかれるので注意。

また、織田の攻略を進めると三好と隣接するため事前に同盟しておこう。
武将は弱いが兵力が7万といった大兵力となるので、こちらの態勢が整うまでは脅威となる。
拡大した武田はほぼ全勢力を停戦させられるので、常に信用を稼いでおいで困ったら頼ろう。

今川家(義元)

開始直後に桶狭間の戦いが始まり、義元が死亡し松平元康が独立して大幅に弱体化する。
イベント発動をオフにするか、宗三左文字を誰かに譲渡して回避するのが無難。
1561年1月になる前に織田家の城を1つにして交戦すると仮想イベントが発生、信長が死亡し織田家の家臣を吸収出来る。
兵力差は歴然で、那古屋と犬山を目標に自動出陣し那古屋攻略後に部隊を犬山に向ければ清須だけになり簡単に完了する。
徳川と織田の武将を加え、東方を武田と北条に守られた今川に敵はなく、あとは天下までまっしぐら。
越前あたりを抑えておけば武田や北条がどれほど拡大してもクリア条件には影響しない。
なお、義元生存と織田滅亡で主要な歴史イベントが軒並み潰れるので、三好など普段は動かない勢力が自由に活動し始めるのも特徴。

今川家(氏真)

今川家でプレイして桶狭間の戦いを起こし、そのまま今川家でのプレイを継続した場合。
西側の城を4つ失い、義元死去と松平独立で有能な武将が大量にいなくなる。
ただし、それでも三国同盟と状況のおかげで難易度はさほど高くない。
主力は武田信虎・井伊直虎・蔵春院・寿桂尼ら、祖父母と女性陣に叱咤激励される氏真の構図。
信虎と直虎は組頭なので信虎と寿桂尼・氏真と直虎の縁組で侍大将にしておくと楽。

独立した松平は、最初は織田とは停戦のみで62年1月に織徳同盟を結ぶ。
それまでは織田の援軍がないので、同盟を締結されるまでに松平を滅ぼそう。
武将の質の差は大きいが、三国同盟のおかげで全兵力を使えるためそれほど難しくはない。
松平は氏真を嫌っていないので家康含め大半の武将は登用できる。
家康は一門扱いのままなので新生今川家の柱石として活躍してくれる。

松平を滅ぼしたら、次は織田に侵攻しよう。
同じく全兵力が使えるし、今度は家康たちがいるので松平戦より楽なくらい。
尾張国内で威風小を起こせば郡が大量に寝返るので一気に城を攻略できる。

S3氏真.jpg

桶狭間の戦いから1年で織田への復讐も達成できる。
氏真が信長を父の仇として恨んでいるため信長は登用不可。
信長を処断して父の遺品である宗三左文字を取り戻そう。

これ以降は桶狭間を回避した義元と同様、東方を武田と北条に守られて一気に拡大していける。
駿府館が奥まった位置関係になるので金銭をためておいて早めに本拠を西に動かしていこう。
1564年に「三国同盟の終焉」が発生して武田との同盟は解消されるが、その頃には圧倒的な勢力差となる。

松平家

今川で開始し、桶狭間を起こすと選択可能な松平家。
部将が酒井忠次しかいないのが悩みの種だが、人材そのものはそこらの弱小とは比較にならないレベル。
榊原康政が初期でいるのがありがたく、本多忠勝も1562年に元服してくれるので牢人運ゲーをやらなくてすむ。
それでも郡を任せる武将は相当不足するので、組頭育成は積極的にやっていきたい。
織田とは2年停戦、1562年1月に清州同盟があるので意図的に回避しないならば自動的に織田と結ぶ事になる。
清洲同盟までに武田・北条と同盟すれば3家との同盟も可能だ。

なお、少々ずるいが開幕に寿桂尼を榊原に嫁がせれば榊原は侍大将に、寿桂尼は家老として松平家に入ってくれる。
また初月に今川本拠の兵糧を全部売ってしまうと分裂後の手持ち資金が少し増える&今川本拠部隊は兵糧不足でしばらく出陣できなくなる。

織田家

初プレイにも優しい難易度になっております。
武将は量・質共にすさまじく、人材が多数必要な今作ですらまず不足はしない。
有利なイベントも相変わらず多く、イベントに従って拡大していけば楽々と天下布武は成るだろう。
信長の「覇王」のせいで本来の郡制圧には結構な時間がかかるという事実を理解しにくいのはご愛嬌。

物足りない人は桶狭間をOFFにして今川をガチンコで倒したり、上洛をせずにあえて今川&武田を倒しに行ったりしてみてはどうか。
あと初プレイだと分からないが、現状数少ない固有BGM持ちである。
(他に固有BGMを持っているのは武田・上杉のみ)

斎藤家

道三と明智光秀を失ったが、竹中半兵衛が登場。
単体の国力では未だ織田を上回るため、合戦を活用すれば織田を滅ぼすのはそれほど難しくない。
62年1月の織徳同盟が締結されると松平に参戦されて厳しいのでそれまでに織田を滅ぼしておきたい。
織田を攻撃すると松平から岩村に横槍されることが多いが、あえて手放して武田の壁にするのも方法。

信長のみ義龍嫌悪のため登用に応じない。
処断すると帰蝶が独身になるため、好きな武将と縁組させて斎藤家を継がせることもできる。
竹中半兵衛に嫁いで竹中家誕生なんてこともできる。
ちなみに半兵衛を大名にすると病気に気づきやすく固有特性「鳳凰」が仕事しているのがわかる。
大体年に1回は寿命と関係なく病気になる。

北畠家

伊勢の名門、従三位の官位と守護職で威風は600超え。
同盟国はないが伊勢長野を併合し3城を領有、能力の高い武将はいないが18人と人数は多い。
城主も能力は高くないがそれぞれ撹乱と混乱、九鬼嘉隆率いる鳥羽水軍2500も最初から出陣可能。
桶狭間を経て織田が伸び始めると厳しいので、早期の織田攻略を目指そう。

開幕でとりあえず足利と親善、態度が協調なので信用は貯まりやすい。
また、開幕で六角を攻撃、大名と九鬼が武勇80超えで撹乱混乱城主のサポートで六角軍を蹴散らせ、城もすぐ落ちる。
亀山・伊賀上野・日野まで一気に攻め落とせ、特に伊賀上野は百地の伊賀衆が出陣可能になるまでに速やかに落としたい。
伊賀上野を落としたら宿老を城主にして伊賀衆をできるだけ早く出陣可能にできるように懐柔する。

攻撃終了ころにはたいてい織田が長島を攻めており、信長単独で城攻めをしていることが多い。
織田の出陣を確認したら小部隊で長島城の郡を制圧しておき、落城が近づいたら大名以下3部隊で長島城に出陣。
陥落直後に長島城を横取りするついでに信長隊を合戦で潰しておく。

長島を落としたら帰城し、鳥羽水軍・伊賀衆を含めて清須に侵攻、信長は出ず他の城+国衆の4部隊を合戦で容易に撃破できる。
親善中の足利に出陣されないよう信用の貯まり具合を見て侵攻のタイミングを決めよう。
尾張国内で威風小を発生させると織田領のほぼ全ての郡が寝返るので、清須城以外を一気に落とせる。
時間をかけると松平と斎藤に横槍を入れられるのでできるだけ速やかに攻略しよう。
武勇80台の大名・九鬼・百地を振り分けて強攻させると早い。
特に松平は織田領をいくつか落とせば従属させられるので横槍前に従属させて回避したい。
松平を従属させれば斎藤の横槍を援軍の家康が蹴散らしてくれるし、足利に停戦仲介を頼んでも良い。

S3北畠1.jpg

状況が落ち着いたら再出陣して清須を攻略すれば無事に織田の攻略が完了する。

ここからは織田の滅亡で三好などの行動制限が解除されて暴れ始めるので、好きに戦国のifを楽しもう。
例えばお市を正室、秀吉・前田利家を解雇して離婚させねねとまつを側室にしてみたり。
ねねやまつを当主にして女性大名といったプレイも一興。

S3北畠2.jpg

権中納言のねね家に所属する木下秀吉などといったことも可能。
解雇後に隠居すれば登用などで秀吉や利家を拾い直せたりする。
北畠具教が夫のねねに仕える独身の秀吉といったよくわからない状況にしてみるのも楽しい。
ねねは登場前に織田が滅ぶと登場しなくなる一方で登場と同時に秀吉と結婚するのでかなり特殊な状況。
ちなみに秀吉・秀長はねねと秀吉が結婚していなくても、もともと一門設定だったりします。

浅井家

有能な浅井長政が元服し当主となっている。
武将数も多めで磯野遠藤・海赤雨三将・宮部継潤など近畿の勢力では質が高い。
本拠の小谷城は非常に豊かで開発を進めれば15000程度の兵数に加えて鍛冶町まである。
変わらず朝倉と10年以上の長期同盟を締結している。

ただし取り巻く状況はあまり良くなく、西の六角と東の斎藤が同盟し、六角は足利とも同盟。
どちらかに出兵して手間取ると反対側から攻撃されてしまうし、六角攻めでは足利の停戦も飛んでくる。
さらに六角・斎藤・足利ともに兵数が多く、浅井は半分程度の兵数しかない。
織田からお市が輿入れしてくるのは最速で62年1月のため、序盤をどう凌ぐかが攻略のポイントとなる。

なお、寿命長寿の場合は織田の美濃攻め関連のイベントが発生しないため、お市の輿入れが67年と大きく遅れる。
織田と手を組みたいなら寿命史実でのプレイをおすすめする。

ただし開幕で六角が伊賀衆を懐柔した場合は伊賀上野城攻撃の途中で伊賀衆が出陣してくるので追加の合戦が必要。
CPUの行動は確認できないため運次第となるが、六角の制圧自体には影響しない。

S3浅井1.jpg

長島城を織田が攻めているところを横取りすることも可能。
織田の出陣が桶狭間より後である場合は一旦帰城して最出撃しても間に合う。

ここからは織田を攻めるか、斎藤を攻めるか、割と自由に拡大していける。
長島城を手に入れた場合は大垣城を確保して尾張方面への接続を良くしておきたい。

62年1月にお市に輿入れしてもらいたい場合は、「半兵衛の城盗り」「墨俣築城」を発生させる必要がある。
「半兵衛の城盗り」は斎藤の当主龍興・織田5城以上が条件なので、長島城を手に入れた場合は注意。
織田に斎藤の城を1つ攻略してもらう必要がある。
「半兵衛の城盗り」さえ発生すれば稲葉山城を攻略しても問題ない。

S3浅井2.jpg

織田を東美濃に追い出した状態でお市に輿入れしてもらうといったことも可能。
織田を滅ぼして人材を確保するのも方法だが、行動制限が解除され北条が関東から飛び出して大暴れする。
一方、織田を残しておけば北条は関東に引き籠もるので、好きな方を選ぼう。
ちなみにこの状況でも織田は飛騨が上杉領なら北方に拡大していこうとする。

足利家

大量の同盟国と若狭武田が最初から従属に応じるので、侵攻先を三好・浅井・筒井に絞れる。
三好とは仲が悪いが役職を贈れば簡単に同盟でき、横槍を受けずに隣接国を攻略していけるので楽。
オススメの侵攻先は浅井で、足利・朝倉の同盟があるため援軍は来ない。
お市の輿入れもまだ先なので,織田と婚姻すればお市を横取りできたりもする。
その後は織田に役職を贈って同盟して援軍を利用しながら美濃に侵攻し,織田の拡大を妨害すると後々楽になる。
ちなみに主要家臣の揃った織田を完全に妨害するのは難しく、西進を阻止したら飛騨を通って上杉と戦い始めたりする。

1565年までに三好を残り1城まで攻略すれば、仮想イベント「永楽の中興」を起こせる。
その頃には毛利を除く西日本の全大名を従属させたりできる。征夷大将軍は伊達じゃないぞ。
ただし、松永久秀は二等級の家宝を所持しながら忠誠4という状態で加入するので、縁組しない限り遠からず出奔する。

なお、将軍家は三職就任エンドがないので全国制覇を目指すことになる。
従属はOKなので確実に従属不可レベルまで拡大する毛利と北条以外の拡大を抑えることを考えるとクリアが楽になる。
本作ではCPU同士の同盟は基本的に途切れないため同盟がある大名家は同盟先を早めに潰してしまうなど。

三好家

山城を手放し尾張統一より城数が減っているが勢力はほとんど変わらず、開始時点で周囲に対抗できる勢力がないのも同じ。
しかし、尾張統一よりも西の毛利が巨大化しており東進が早いし、東の織田も桶狭間を経て一気に拡大してくる。
また、三好四兄弟の受難も翌年から始まるため、解雇で回避しない場合、特に上級では時間的猶予はあまりない。

なお、四兄弟+跡取りをイベントで死なせた場合、開始時の所属武将の統率上位10人のうち半分が消えるという悲惨なことになる。
ただし、周囲の小国に官兵衛や重秀、左近や浅井長政といった優秀な武将が登場しているので,配下に加えればなんとかなる。

本願寺家

城は5つあるが離れており長島は織田のオヤツ、北陸3城も朝倉・上杉のオヤツでしかないので実質的に石山御坊1城の勢力。
石山御坊は豊かなので開発を進め、歴史イベントで三好が弱体化したら顕如・頼廉の力でじっくり拡大していこう。
…というのは中級までのお話。
上級だとCPUの侵攻先がプレイヤー勢力最優先になるので、開始後まもなく全力の三好が全方向から殺到してくる。
とても守りきれないので、足利・鈴木との同盟を活用して先手を打っていくしかない。

開幕に足利・鈴木と親善しつつ顕如・頼廉で弱小の高屋城を攻撃、城能力がとても低いのでほぼ損害なしですぐ陥落する。
石山は各郡の兵力が大きいので頼廉は城主にせず、代官のまま分割部隊を率いてもらったほうが良い。
続いて三好の初回侵攻前に信用40が溜まるので、鈴木に援軍依頼して岸和田城を攻撃。
大量の増援が来るが海を渡ってバラバラに来るので、顕如・頼廉・鈴木で合戦の連戦で撃破しきれる。
陥落できたらすぐに足利に停戦仲介を依頼すれば一息つける。
その後も停戦終了後攻められる前に攻め込む→陥落できたらすぐ仲介を繰り返していこう。
時間が経つにつれ三好の良将たちがイベントで消えていくのでどんどん楽になっていく。
足利が消滅する永禄の変までには三好との勢力差は逆転でき、あとは普通に攻略していける。

人材については城が落ちれば武将が石山に戻ってくるので、無謀な出兵を繰り返すなどで長島と北陸を早期に手放した方が良い。
陥落時に捕縛されて処断されたり登用されないように、部隊を外出させた状態で陥落させてもらえば安心。
なお、長島を斎藤領にできれば、織田が伊勢に進出できなくなりしばらく膠着状態になる。
後々楽になるので、最終目的地を清洲城にして領内ぐるぐるするなどして斎藤の出陣を促すのもオススメ。

鈴木家

固有政策・鍛冶町・砲術持ちが多いと鉄砲特化の大名家で、政策や設備が整うと強いが如何せん1城スタート。
鈴木重秀は強力で多少の兵力差をものともしない、が、上級だと三好に狙われる。
さすがに5倍以上の兵力差は厳しいので、三好に臣従するのが無難。
臣従すれば援軍のほか、本願寺との同盟が強制終了するため石山御坊を確保できるというメリットもある。
ただし三好家は時間経過とともに四兄弟の死で弱体化していくので、援軍も弱くなっていくことに注意。

また、砲術はともかく質量とも人材不足が深刻なため、周囲の勢力を積極的に吸収していく必要がある。
特に島左近は義理堅く滅亡後の登用に失敗することも多いが、失敗したらやり直しレベルで重要。
侍大将以上が3人(隠居して重秀と交代しても4人)しかおらず城主の不足にも悩まされる。

織田の拡大が早く観音寺や伊賀上野まで拡大されると厳しいので、対織田という意味で時間との戦いにもなる。
常に将来の対織田戦を念頭に置いておこう。

赤松家

開始と同時に黒田官兵衛が元服するのが特徴、足利家と同盟している。
また、年数の経過とともに黒田家の有能な家臣たちも続々と牢人登場する。
官兵衛の戦法は混乱+αで強いうえ、大名も混乱持ちなので合戦はかなり楽。

3城あるのは大きいが、東西どちらに拡大しても三好と隣接することになる。
三好はイベント制御で拡大しないがプレイヤー勢力には攻撃を仕掛けるため、全兵力で攻撃される。
足利家との親善を絶やさないようにして仲介停戦を活用しよう。
63年ころに永禄の変で足利が消滅するため、それまでに独力で三好と戦える勢力を築く必要がある。
また、西から毛利が拡大してくるので早めに同盟しておきたい。

なお「手取川の戦い」が発生すると「秀吉、播磨赴任」で官兵衛が織田家に移籍してしまう。
信長の上洛を許すと発生する可能性が高いため、なるべく早めに二条御所を自勢力の支配下にして回避しよう。
信長包囲網以降の赤松家ではイベントオフにしない限り回避不可能のため、官兵衛がいなくなってしまう。

ちなみに67年に櫛橋光が髪結い登場する。
黒田家と血縁関係のため、大名の正室にすれば隠居で官兵衛を大名にできるようになる。
家紋は違うが黒田家としてプレイするのも楽しい。
これも信長包囲網以降では官兵衛と結婚済みのため実現できない。

尼子家

(難易度上級)
4城まで勢力が衰えた一方、毛利は大内を滅ぼして一気に12城となり兵力差は2倍。
高い戦闘力の国久・誠久を失い、当主晴久も1560年が寿命で寿命史実だと開始半年で死去する。
しかし、本城・河副といった良将はまだ健在で、加えて武勇96攻勢牢固3の山中鹿之介も登場。
また、足利家との同盟があるため永禄の変が起きるまでの約2年半は停戦仲介も活用できる。

毛利の城数は多いが元就・吉川元春・小早川隆景以外の城主の能力はそれほど高くない。
その3人が城主の城以外は鹿之介の強攻ならごりごり削れる。
鹿之介を超える強さの元春も安芸から一番遠い津和野城にいるので序盤の安芸攻めでの脅威度は低い。
積極的に打って出る分には勝ち目は十分。

攻略後は津和野城の郡に小部隊を出して吉川元春を誘導しつつ鏡山城に部隊を向ける。
元就が救援に向かうが、ちょうど鹿之介が吉田郡山城の真下にいるあたりで出陣する。
そこで鹿之介+αを吉田郡山に目標変更して強攻すれば落とせる。
うまく噛み合えば鏡山城も本城+αで落とせる。

S3尼子.jpg

あとは吉田郡山城に戻ってきた元就隊を合戦で撃破すれば他の部隊は退いていく。
これで初回出陣で3城落とせる上に毛利の東側2城を分断でき、実質的にほぼ互角の勢力となる。
吉田郡山と比叡尾山は威風で寝返った郡のおかげで少し兵数が多いので鹿之介と河副城主がおすすめ。
ちなみに留守番武将では山名にすら勝てないので横槍を受けたら足利家の仲介に頼りましょう。

なお、寿命長寿でプレイしたが晴久は足止で今一つのため、低能力の義久でも代官補正であまり変わらない。
また、本城は流言を受けやすいため、早めに八等級の家宝を渡して青忠誠にしておこう。

長宗我部家

S1から変わらず土佐の1城大名で、開始まもなく国親から元親へと当主が交代する。
有能な国親を失うが元親はもちろん弟二人と福留親政が強力で人材は充実。
岡豊城は5郡だが大農村を3つ抱えており兵力は12000程度まで伸びる。
外交関係がある大名家はない。

隣接勢力は簡単に蹴散らせるが問題はその後で、西は大友、北と東は三好と隣接する。
どちらも行動制限でほとんど拡大しないため、特に難易度上級だと大兵力で攻撃されてしまう。
なんとか対処して伊予を制圧すると今度は毛利と隣接し、同じく脅威となる。
これら隣の隣の大勢力たちへの対処がポイントとなる。

63年まで内政に励んで岡豊城を完成させ、そこから一気に拡大するのも方法。
逆に開始早々から拡大して三好と戦いながら拡大していくことも十分可能。
どちらの方針を取るにしても早めに大友・毛利と同盟して西方を安全地帯にしておきたい。
特に毛利は外交姿勢が不信なので時間がかかる。

開始時は国親が当主なので隠居ループで宿老を増やしてから元親を当主にするのがオススメ。
国親死亡イベントも発生しなくなるので、寿命長寿設定なら国親もあと10年頑張ってくれる。

S3長宗我部1.jpg

速攻例、安芸・本山をさくっと滅ぼすと間もなく三好が大兵力で侵攻してくる。
もっとも、白地城周辺の郡の大戦場は高台を活用できる地形が多く、大合戦ならどんどん撃破していける。
増援部隊を撃破しきって白地城を攻略することが可能。
白地城を落としてもしばらくすると三好が再び攻めてくる。
白地城の郡に誘い込んでも良いし先手を取って仕掛けてることも可能で、勝瑞城も攻略できる。
61年になると統率80武勇92の十河一存が死亡することが大きい。

S3長宗我部2.jpg

勝瑞城を落とすと讃岐の2城が孤立し河野が出陣したりするので、便乗して十河城は奪っておこう。
洲本城まで奪って三好を四国から追い出すと一気におとなしくなる。

四国西部を放っておいた場合、村上水軍の後ろ盾で河野が統一する展開になる。
西園寺が中村御所に追い込まれることが多いので、西園寺の武将はこちらで確保しよう。
西園寺は当主のほか土居一族が三世代揃い踏みで全員有能。
四国の大半を制圧し岡豊城の最大兵力が10000を超えていれば同盟前でも大友に攻撃されることは少ない。

S3長宗我部3.jpg

四国を制圧し大友・毛利と同盟できたら海を越えて拡大していこう。
三好には城を発展させてもらい、岸和田城での威風大で育った城を一気に城をいただこう。
岸和田・高屋・信貴山・有岡あたりが発展した状態で手に入り、東進がかなり楽になる。

一条家

安芸家と同盟を結んでいる。 長宗我部と毛利との相性が悪いが、大友との相性は悪くない。
援軍を借り西園寺家を吸収してからスタートライン。
河野は弱く、長宗我部は強いが兵力がまだ少ないため勝算はある。
↓参考動画

宗家

龍造寺に侵攻先を塞がれている為、どうにかして城を奪い活路を見出したい。
初手で大友に臣従するのが無難。同盟でもいいが外交状態が不信の為信用度が増えにくくその間に侵攻されれば滅亡してしまう。
龍造寺を吸収後は肝付、伊東、相良を吸収した島津との戦いになる。
援軍を借りて侵攻するのも、調停による停戦も大友の信用度が重要。忘れず親善を進めたい。
↓参考動画

龍造寺家

せっかくなら史実の龍造寺家のように大友・島津ら強豪を纏めて相手したいところだが、ゲームでは流石に厳しい。

幸い大友に初手臣従が可能なため、これを活かして効率的に序盤の足固めを行おう。なお大友は常にこちらを警戒しているため親善もしにくいが、威信がデフォで600後半もあるので、こちらが城の数を抜くまでは臣従状態を保てる。

難しいのはやはり島津戦。各個の能力が高いのはもちろん砲術レベルが異様に高く、鉄砲斉射一つで部隊一つが撤退に追い込まれるレベル。
肝付や伊東が完全に併呑されると佐賀城からは効率的に攻められないので、矢継ぎ早に出兵して他所に逃げられないように注意しよう。

島津まで滅ぼしたらいよいよ大友を攻略して九州制覇へ。毛利に横槍を入れられないよう、独立状態になったらすぐに親善しておこう。

相良家

混乱持ちがいなくなり、随分厳しくなってしまった相良家。
S4よりも人材は多いが、島津の威信はS4よりも高く、難易度的にはどっこいか。
相良の武将は能力・特性は優れているのだが、大名の義陽以外の戦法が残念すぎる。
特に早駆4連星…

混乱持ちがいない以上速攻は厳しいので最初は内政。
人吉城のスペックが相当に高いのは救い。
天草衆は1回の代官懐柔で靡いてくれるので、1人以外は他の作業をさせておきたい。
丸目は速攻で流言に引っかかっていなくなるので、作業させないで放っておこう。
運が絡むかもしれないが、島津は最初肝付に攻撃してくれる様子。
その隙をついてこちらも動こう。
出水城は城能力は高いが耐久は低いので包囲ループで。
混乱持ちの日新公が救援に来るときついが、混乱を1部隊だけで受け止めて他2部隊で攻撃等で対応。
貴久は足止なので余裕。
出水城を取れば商人町が作れ、国衆も1つ増えるので格段に楽になる。
武将の能力は高いので、義陽の撹乱と挟撃を合わせれば島津の勇将が相手でもそこそこなんとかなる。

その後も島津との激戦になるが、人吉城をしっかり内政しておけば十分押し切れる。
島津の城はどこも耐久が低めなので、包囲で何とかなるのは助かる。
加治木城の城主になるであろう家久は日新公以上にヤバいので、合戦の際は生贄部隊必須。
出水城は犬童&深水を置けば問題ないが、他の城は島津を倒すまでは城主を置かない方が賢明か。
きついのは島津攻略前に大友が攻めてくるパターン。
一見隣接していないように見えて、実は隣接しているのだ。
この場合は、一旦島津攻略を中断して戦わなければならないだろう。
大友が来ると同時に肝付も来ると本当にうざい。

島津を滅亡させてしまえばこっちのもの。
全体的に忠誠が高いので何人か登用できない可能性は高いが、家臣団は大幅に充実する。
ただし、日新公&家久の登用に失敗すると混乱持ちがいないままなのは注意。
(筆者がプレイした時はよりによってこの2人の登用に失敗した)
まぁここまでくれば大友も敵ではないので、阿蘇をさくっと滅ぼして混乱持ちを回収する事も容易だろう。
こっちも宗運が来るかどうかは怪しいが、惟将はまず来るはずである。

肝付家

島津のライバルだが、CPUだと島津に即滅ぼされる弱小大名家。
立地的に島津と戦う以外の選択肢はないが、伊東と同盟しており島津に全戦力をつぎ込めるのは救い。
内政していると臨戦状態で出陣されるので先手を取りたいが、島津との戦力差は歴然で非常に厳しい戦いとなる。

城数は2城対3城、国衆も1つずつで兵力差はそれほどないが、武将の能力差は非常に大きい。
こちらは武将わずか6人、大名の統率65武勇73が最強であとはせいぜい60前後のうえ、混乱も撹乱もいない。
一方の島津は翌61年に家久が元服し四兄弟が揃い貴久も日新斎も健在、島津忠将や新納忠元もいる。
部隊能力の差は圧倒的で、伊作城の日新斎は鬼島津などの補佐を受け統率90武勇80知略95で混乱を仕掛けてくる。
接敵時に鉄砲射撃がもれなくついてくるのも辛いところ。

合戦に持ち込むのも工夫が必要で、全部隊を出陣させても陥落不可のため他の城の部隊は来ない。
内城の迎撃部隊を合戦で撃破すれば増援が来るが、混乱も撹乱もなく能力差も大きいため順番に撃破していくのは無理。
乾坤一擲の大合戦に持ち込むほかない。

S3肝付1.jpg

内政しつつ内城の上下の郡に小部隊を出して迎撃部隊を右往左往させながら郡を制圧していく。
桜島からは直接内城に隣接できるので国衆でちょこちょこ耐久を削る。
これを続けると南側の郡の制圧が完了したあたりで陥落可能の判断になり増援が来る。
これに呼応する形で全部隊を計5部隊で出せば、城の郡で威風小の大合戦に持ち込める。

S3肝付2.jpg

合戦も高台がなく中央に鼓舞の要所がある地形なので難易度が非常に高い。
貴久は退き口守備、日新斎と義久は鼓舞制圧後中央の退き口攻撃、国衆は部隊攻撃の方針で来る。
退き口が2つあるので大名部隊で退き口防衛しつつ他の部隊で敵側の空いている退き口を早期に潰せれば勝ち目はある。
退き口を潰せば混乱と全部隊の能力が-20されるのだが、能力のマイナス補正は「現在の部隊能力」にかかる。
このため体力が赤色だと攻防とも一桁になり実質的に無力化でき、こちらの体力が赤色でもなお有利に戦える。
こまめな部隊交代などでうまく立ち回って体力を削り泥仕合に持ち込もう。

合戦に勝利すればそのまま内城を落とせる。
内城さえ落とせば勢力が逆転するが、部隊能力は相変わらず高い。
小部隊を断続的に出して郡を削っていくとともに出陣させて兵力回復の妨害を続けていこう。

S3肝付3.jpg

開始2年で島津を滅ぼせた。
なお、滅亡後登用では日新斎・家久・妙蓮夫人あたりは失敗しやすい。
捕縛回数が増えれば登用に成功しやすくなるので、配属されている城を落とすときは陥落日を調整して捕縛しておきたい。
また、郡を任せられている場合はその郡を制圧することでさらに忠誠が-2されるので、特に最後の城は郡を制圧しておきたい。
家久は捕縛回数1だと拒否されたが2だと登用に応じ、妙連夫人も捕縛回数3で登用に応じた(日新斎は失敗)。

島津の名将が配下に加われば後は好きに拡大していける。

コメント



トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS