勢力図

1591年10月

天下無事ならず.jpg

シナリオ概要

パワーアップキット追加シナリオ。
小田原城を包囲し「小田原征伐」完了目前だった豊臣秀吉が陣没してしまったという仮想シナリオ。
豊臣家は豊臣秀次が継いでいるが、徳川家や島津家のほか、黒田・立花・蒲生など多数の大名家が独立している。
しかし大抵は豊臣が無双するため、豊臣・徳川プレイ以外はやや高難易度か。
ぼっち大名が存在しない最後の後期シナリオ。ただし後期シナリオであることには変わりないので武将数は豊臣、徳川家以外は不足しがちである。
なお、当シナリオでは秀吉が亡くなった状態で始まるので秀頼は牢人扱いで登場する。

勢力別攻略

伊達家

蘆名を滅ぼして本拠が黒川城に移り7城大名になった伊達家。
上杉・最上と同盟、田村は婚姻、大崎は従属と後背の危険は無い条件で開始。
開幕から葛西、相馬、那須、田村も従属に応じるので関東を目指して進めていく。
威信も高く最初から制度改新を発動可能なのでまずは制度改新3を発動させ有能な城主を再配置しよう。
このシナリオでは真田の拡大が早いので真田より先んじて北関東を抑えていく。
佐竹も狙ってくるが今の伊達の相手ではない、頃合いを見て太田城に閉じ込めてしまおう。

また、年代的に人員不足は否めないので10人もいる葛西は従属させずに滅ぼしてしまうのも良い。
在野人材もまだ有能な人物が残っているので遠国登用もできれば欲しい、
近くでは大崎の大名以外人脈持ちがおらず、 上杉、最上は同盟が切れたら最上は滅ぼして吸収しよう。
当面は東日本に残る大勢力は上杉・北条・真田になるので
同盟先を考えながら次の攻略先を定めて進めていこう。

真田家

秀吉の死の混乱に乗じて上野一帯を手中にした真田家。
最初から城6つ所持しており、上杉家とは18ヶ月の同盟もあり、比較的恵まれた条件でスタートする(真田比)
一方で西側では大国徳川と隣接しており、最初から激戦は必至である。
また、南東には城1つの成田家・佐野家がある。
徳川や北条との戦いの合間に滅ぼしても良いが、真田には巧言持ちの村松殿が最初から所属している。
成田は最初から、佐野はあちらの初期同盟が終了次第従属するので素直に従属吸収を待つのもあり。
シナリオ上最終的に戦うのは羽柴家となるため、そこまでどのように力を蓄えるかが課題

(攻略例・超級・長寿・編集なし・新武将なし)
周囲を見渡すと成田・佐野と1城大名がいるため、滅ぼしていきたくなるが、実際に攻め込むと上田・箕輪・国峯と3城で隣接扱いの徳川家が間違いなく攻めてくる
3城にバラバラに攻めてくるため、撃退はできるが郡の掌握が解除されるなどして面倒である
従って初手は徳川家との合戦を行おう
幸いなことに有能な城主がそろっており、国衆も2つ出陣可能なので、合計8部隊で上田城を経由して上原城に攻め込む
この時単純に直進すると道の関係で威風大合戦ができないため、最初の目標を松本城などにしておき
途中で目標を切り替えるなど工夫が必要であるが、12部隊そろったところで合戦を仕掛ければ木曽福島城までの城5つが寝返り徳川の動きが鈍くなる
また、合戦の地形がよくないため、信之を家宰として使い捨てておかないと合戦が厳しいかもしれない

その後徳川家に飯田城の領地を返還し停戦したのち、成田家・佐野家を滅ぼし(余裕があれば宇都宮家、結城家にも手を伸ばしたい)
西の国境線を確定させたい。羽柴家と同盟を結ぶ前に大垣城まで抑えられれば羽柴家が尾張に攻め込むこともなくなるため徳川・織田戦に集中できる
徳川家・織田家を滅ぼせば人材・城ともに十分な数になるので、しばらく内政を行ったのち羽柴家と決戦を行おう

関東・東北に目を向けるのも1つの手ではあるが
それらの城は最終決戦に参加させづらい・伊達家・上杉家は東北に伸びていくため滅ぼすのに時間がかかる・羽柴家が従属大名を吸収して城が成長すると非常にめんどくさい
以上の理由からお勧めしない、筆者は東の国境は防衛拠点に設定して放置した

織田家

織田信長死後、尾張一国まで衰退した悲しい織田家。
もはや精強な織田家臣団などどこにもおらず、名古屋山三郎、下方偵清がエースであとはゴミといったところ。
威信も低いし同盟関係もない。立地も徳川家に臣従すれば豊臣に、豊臣に臣従すれば徳川に侵攻される。

(攻略例・超級・チュートリアルあり・編集・追加武将なし)
まずは徳川に臣従する。初期内政を終えたらそのまま池田家に侵攻して、理想を言うならば豊臣の援軍等を利用して岐阜城にて威風小を起こし、そのまま降伏勧告からの吸収を行いたい。
その後は長い長い豊臣戦である。ちなみに池田家を滅ぼした時点で問答無用で全面侵攻を受けるので親善しても同盟は無理、というかそもそも徳川に臣従してるので親善ができない。
ここからはひたすら豊臣と戦い続ける。威風や攻城戦、停戦交渉をフル活用してなんとか畿内を制覇してください、としか書くことができない。
郡返還での停戦を利用して前田や堀に侵攻して武将数を確保しつつ畿内を制覇できるかがカギだ。

豊臣家

本シナリオの中心となる、「殺生関白」率いる新生豊臣家。
最大勢力だが、シナリオ概要にもあるように太閤・秀吉は既に亡く、ねねも菩提を弔うためか不在である。
子飼衆も独立しており、相対的な弱体化は否めない。

だが、それらを失って余りあるものがある。
それは、本作の「仕様」に他ならない。

関白の地位は継承されているため、冒頭の時点で資金は十万を超えている。
そして、麾下には「平懐者」石田三成が官吏心得、「蛍大名」京極高次が高家心得を習得している。
更には、長束正家が「資糧整備・優」を持つため、強力な評定衆を開幕からフル回転させられるのである。
PKで大幅に能力が強化された本拠・大坂城も秀次の能力低下分を補って余りあるものである。
残りの奉行枠は、鈴木重朝を任じておき、二枠は後のために敢えて開けておく。

初手の外交では、定石通りに周辺の諸大名を従属させる。
全体的に、東の大名が従属させられるので、彼らを徳川の盾とし、その間に西の毛利系勢力の打倒を図るのが第一の基本戦略となる。
初手では、四国の生駒家を撃破し、続けて毛利本体を狙う。
この時、DLC武将の沖田総司がいるのであれば、彼を代官にして能力を借りることとしたい。

開始二年もすると、初期状態の同盟が期限切れとなるため、四国・九州の諸大名を同様に従属可能となる。
この時期に前後して、毛利家を併合して西日本を統一。
第二の基本戦略として、第二次小田原討伐が可能となるだろう。

従属大名同士に防衛させることで徳川の盾を形成していれば、徳川との衝突が始まるころには従属吸収が可能となる時期の筈。
織田信雄や長宗我部元親らの元大名を奉行に任じ、織田伝で郡制圧を強化し、長宗我部伝で羽柴伝のデメリットを抑えるのがよい。
従属吸収で必要となる「巧言」は領主では発動しないので「巧言」持ちを側近か城主に配置転換しておこう。
徳姫を側室に迎え、奉行に任じやすくするのもよい。

さて、この第二次小田原討伐であるが、実際には主敵となるのは徳川・伊達辺りであり、北条(里見・佐竹あたりも)はあっさりと従属してしまう。
後は、東漸を開始し、本拠を移転しつつ戦線を東に押し上げていけばいいだろう。
「殺生関白・平懐者・蛍大名」の名誉回復は時間の問題である。

総じて、本作の仕様の復習に最適の大名家と言えるのではないだろうか。
理解が出来ていなければ、上手く領国経営が出来ずに苦戦は必至だろう。
理解が出来ていれば、苦戦する要素は無い筈である。

長宗我部家

土佐を中心に5城という、四国の大名中最大の版図を手にしている長宗我部家。
威信も150を満たしており、序盤に欲しい政策は十分整備出来る。
しかし今の長宗我部家は戸次川の戦いと四男・盛親の家督継承決定に伴うお家騒動で既に斜陽であり、嫡男・信親を始め吉良親実・福留儀重らを失っている。
また、開始数ヶ月で小島政章が死亡・香宗我部親泰も寿命が近く初年度しかまともに働けないため、実質−2名でのスタート。
さらに痛いのは豊臣・毛利・島津といった強豪と隣接間際だというのに、同盟勢力0でどことも外交関係を構築出来ていない(それどころか彼ら強豪とは軒並み敵視or不信である)ことである。

(攻略例・上級・寿命史実・新武将無し・編集無し)
状況は決して楽ではないが、少なくとも四国では圧倒的な国力を誇っている。
周辺勢力は福島・蜂須賀・生駒の3家であり、粒自体はそれなりに大きい者がいるため、まずは手早く四国を制圧してから今後の方策を練りたい。
初手は岡豊・本山・安芸の3城から出兵し、蜂須賀家の白地城を狙う。
すると同盟関係の福島・生駒からの援軍と蜂須賀家の戦力で4部隊揃うため、合戦で撃破して威風小を起こし兵数0の白地城を攻略、その足で援軍を出して弱っている福島家の川之江城を攻略する。
2回目の出兵では毛利に食われる前に福島家の湯築城を街道封鎖からの包囲→合戦で攻略し、福島正則・高晴のエース級兄弟を取り込む。
3回目の出兵で蜂須賀家の勝瑞城を狙い、豊臣・生駒の援軍を合戦で吹き飛ばすことで威風小を起こし、そのまま蜂須賀家を滅亡させる。

ここで豊臣家と隣接するので、即豊臣に臣従して東を安全圏にしておこう。
余程相性が悪いのか、臣従してなお関係は不信のままだが、後々独立する時のため、親善は威風の関係改善なども活用してコツコツ進めておこう。
豊臣に臣従出来たら適当に生駒家を滅ぼす。

次は宇喜多家と言いたいが、宇喜多家は同盟切れ間際に豊臣に従属させられてしまうため、次は毛利家を攻めて豊臣・宇喜多の拡大の芽を潰すことになる。
四国からだと腰兵糧がかなりキツくなってくるが、毛利は防衛拠点を多用するため、攻城戦に勝てれば腰兵糧を現地調達しつつ、威風で攻勢を継続させることが出来る。
毛利は武将もそこまで強くないため、基本的には豊臣や宇喜多・小早川などにネコババされないように注意しながら、彼らの進路を塞ぐように攻め入っていくだけである。

毛利を滅ぼせたら九州に討ち入り、豊臣と戦える力を付けていくことになる。

黒田家

九州北部の2城で独立した軍師官兵衛
息子長政を始め後藤又兵衛など優秀な武将はそろっているものの、総兵力5千+初期は国衆なしでは威風合戦もままならない
なので早急に城数を増やしたい

(攻略例・超級・長寿・新武将なし・編集なし)
とは言ったものの北は毛利西は小早川南は大友といずれも複数の城持ち大名に囲まれており、いきなり戦うのは骨が折れる
そこで初手は毛利へ臣従する。すると同盟相手の小早川とも停戦状態になるため、南西への道が開ける
1回目の出撃の目標は立花家の柳川城とする。分割出陣を使用して合戦後強行と包囲を織り交ぜれば落とすことができ
宗茂を始め優秀な武将を補充することができる。誾千代などは来てくれないことが多いが致し方ない
その後兵糧が回復次第2回目の出撃で狙うのは加藤家の熊本城である。熊本城の内政状況によっては面倒だが合戦→釣りだして合戦→包囲ループが必要になる場合もある
家臣団は見るべきものはないものの、清正本人の特性でいきなりLV2の施設を作れるので内政が非常に捗るし、城自体も優秀
熊本城攻略後は即防衛拠点に指定しよう。いずれ島津が北上してくるが、防衛拠点に設定することでそれを遅らせることができる

続いて3回目の出撃では鍋島家を目標にする
勢福寺城の南で威風小を起こせば勢福寺城と本拠地の佐嘉城を落とせ
そのまま大村城(まず確実に鍋島が初手で攻略している)可能であれば伊万里城(小早川に取られても仕方ない)を攻略し鍋島家を滅亡させられる
大名直茂等武将も大事だが、何より大事なのが島津家と間違いなく隣接する大村城である
島津家は家宰効果もあり鉄砲LVが非常に高く、防衛拠点に設定していても攻め込まれるとまず勝てない
そこで島津家が攻め込んできたら向こうから提案してくる毛利との外交禁止・大村城・適当な家宝の3点セットで18か月の停戦を受諾してもらう
合戦など活用すれば勝てるかもしれないが、僻地の小城<主力の兵力と兵糧なので、そこは割り切りが必要
すると島津の隣接が大友と小早川になり、兵糧の関係で大友家の臼杵城に攻め込むので、便乗して府内城岡城を落として大友も滅亡させられる
その後小早川家を滅ぼし、島津家と九州の覇権をかけて決戦を行ない、しっかりと準備を整えた後秀吉亡き羽柴家と天下を賭けた決戦を行うのだ

また、このシナリオでは羽柴が東へ延びるパターンと西へ延びてくるパターンがある
西へ延びてくるパターンでは可能な限り早期に同盟を結び、毛利家(できれば長宗我部も)の最後の1城は確保するようにしたい
東へ延びていくパターンでは羽柴家と毛利家が膠着状態に陥っているので
羽柴家に毛利家の城へ援軍要請→櫛崎城で攻城戦→周防高森城で攻城戦→吉田郡山城で攻城戦→残りの城を攻略と一気に毛利を滅ぼせ、最終決戦が多少楽になる

ちなみに初手で隠居すると超優秀な宿老1人+序盤の包囲に有用な家宰+政策外交要因が増えるといいことづくめなので君主官兵衛にこだわらなければおすすめである。

コメント



トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS