「S5 夢幻の如く」で開始直後に発生する「本能寺の変」をイベント制御で発生させなかった場合のシナリオ。
織田家が圧倒的勢力を保ったままとなり、織田家以外でプレイする場合は本来のシナリオとはほぼ別シナリオになる。
難易度上級では、圧倒的な織田家にいかにして立ち向かうかを模索するプレイとなる。
なお、織田家での攻略については「S5 夢幻の如く」の「織田家系統」のページを参照。
開始時の主要な大規模大名家の状況は次のとおり。
大名家 | 城数 | 威信 | 最大兵力 | 武将数 |
織田家 | 66 | 1130 | 163500 | 298 |
毛利家 | 17 | 285 | 34950 | 51 |
北条家 | 14 | 420 | 28950 | 47 |
徳川家 | 10 | 200 | 22950 | 63 |
上杉家 | 9 | 45 | 21000 | 38 |
島津家 | 9 | 345 | 19800 | 38 |
長宗我部家 | 6 | 180 | 12750 | 31 |
織田が徳川・成田・真田・木曾・筒井・十河・宇喜多の7大名家を従属させ、北条と2年同盟。
開始後3年経過で次々と従属吸収していくが、兵数が多いためか徳川のみ5年経過しても吸収しない。
また、北条との2年同盟は更新しないため、開始後2年経過で敵対する。
足利家以外の全ての織田と隣接する大名家が最初から織田に臣従可能で、毛利・北条も臣従可能。
本能寺の変を発生させない場合,以降の織田家系統のイベントはほぼ全て発生しない。
東北(伊達政宗)・九州(島津)などの織田家系統が絡まないイベントは発生する。
(難易度上級・寿命長寿)
勢力状況から分かるとおり、圧倒的勢力を誇る織田が東西で敵対する大名家を次々となぎ倒していく。
10年ほどで全国の大半が織田領になってしまう。
西方では早々に毛利を追い込んでいき、長宗我部も拡大または従属吸収で隣接すると圧倒される。
毛利は5年程度持ちこたえるが、長宗我部は隣接すると1年ほどで滅んでしまう。
四国を制圧すると九州にもなだれこんでいく。
東方では開始早々から上杉を攻撃し2~3年程度で滅亡させると引き続いて東北にも侵攻。
開始2年経過で北条との同盟が終了すると関東の大半を制した北条相手にもすぐ攻撃を仕掛ける。
北条戦では織田に従属する徳川も連動するため、北条もさほど長期間持ちこたえられない。
足利以外の全大名家が織田に臣従可能のため、臣従しつつ自勢力方面でいかに織田の拡大を阻止するかを考えることになる。
西方の毛利・長宗我部あたりは中国四国で縦のラインを作りやすいため難易度はやや低め。
東方は上杉北条にまたがる上に最初から関東の上野に食い込んでいるため阻止する難易度が高い。
特に東北勢は基本的に東北に侵入されないようにするだけで手一杯になる。
「小ネタ」の「攻城予約」(CPUは先に他勢力が出陣目標にした城に出陣しない)を活用するのがポイントとなる。
織田の拡大を阻止した先の地域を制覇後最終決戦になるが、難易度は豊臣戦と同じく非常に高い。
豊臣戦と比べると以下の点では楽。
・官位を従一位まで上げれば威信差は「優越」程度で済む
・固有特性による忠誠補正・能力補正がない
・固有政策の関係で各城の最大兵数が豊臣より低い
・有能な信長嫌悪武将がわりと多い
一方、以下の点では豊臣より厳しい。
・勢力自体が豊臣より大きくなりがち
・明智・柴田など武将の質は豊臣を超える
・固有政策で郡制圧が早い(=腰兵糧が減りにくい)ため威風後の逆襲が早いうえに執拗
・信長は不自然死で寿命が長いうえ後継の信忠も有能なうえに不自然死で長生き
(難易度上級・寿命長寿)
昌幸・信之・幸村を筆頭に優秀な一門武将を擁するが砥石城(上田城)1城の大名家。
本シナリオでは真田絡みのイベントが発生しないため沼田城も手に入らない。
織田に臣従しており、周囲を織田と織田に臣従する木曾に囲まれている。
まず考えるべきは織田の東進阻止で、上杉領と佐野の唐沢山城を押さえれば2年間東進を阻止できる。
北条とも織田を通じて不可侵なので、関東への拡大の障害にならないのが救い。
2年後に織田と北条の同盟が終了すると織田・徳川が北条領になだれこむので、合わせて北条に仕掛けられるようにしたい。
1城だと「攻城予約」すらままならないので、迅速に拡大していきたい。
開幕出陣で佐野を攻略、合戦を駆使すれば8月頃には佐野を滅亡させられる。
佐野家臣でも山上道及は有能で序盤の主力にできるので何とか登用しておきたい。
その頃には織田が上杉に出陣するので、便乗して上杉に出陣。
上杉はある程度までは織田を撃退するので、うまく立ち回れば飯山城→春日山城を攻略できる。
織田は関東から坂戸城・佐渡経由で与板城も狙い、落とされると東進を防ぐのが困難になるため攻城予約を駆使して阻止しよう。
上杉自体は真田よりも圧倒的に大勢力だが織田軍にすり潰されて消耗しているため真田一族なら合戦活用で十分勝てる。
与板城・坂戸城を押さえることができれば当面の間織田の東進を阻止できるので、一気に上杉を滅ぼしてしまおう。
開始1年半ほどで上杉を滅ぼすことに成功。
また、同時進行で織田の援軍を活用して関東でも東進する。
織田の関東最東端の城主が滝川一益のため、援軍が強力で唐沢山城の部隊と協力して拡大していける。
織田・北条の同盟は開始2年で終了し、84年8月に停戦も終了する。
それまでに蘆名や佐竹の残党を滅ぼしていきたい。
城は二分されているが臣従先の織田領を通じて接続していると判定されるため伊達などからの攻撃はほぼ受けない。
また、攻撃された場合も織田で全勢力との停戦仲介が可能。
北条との開戦時点。
兵力では劣勢だが、まだ北条の兵数はそれほど多くなく真田・上杉の武将で質は北条より高いため合戦での勝ち目は十分。
5城あるため煩雑だが、織田・徳川と隣接している全城に攻城予約をしておけば邪魔を受けずに済む。
織田・徳川の邪魔がなければ威風大合戦2回で小田原城・韮山城以外の西部の城をほぼ全て寝返らせることが可能。
それから攻城予約を解除して徳川に韮山城を攻撃してもらえば小田原城も簡単に落とせる。
北条との勢力差は歴然になり織田の東進も完全阻止できているため、あとは関東東北を制圧していくことになる。
伊達に東北に拡大されると面倒なので、北条に対する優勢を確定させたら伊達の本拠は早めに奪っておきたい。
ここまで来たら関東・東北の制圧は時間の問題。
安東・南部あたりになると腰兵糧が厳しいうえに砦だらけになっていることが多いため、時間はかかる。
開始7年で織田以東の統一完了。
織田は全従属勢力を吸収し毛利・長宗我部も滅亡させ、九州侵攻を開始している。
徳川は87年に凶作直撃で兵数が3分の2程度になったところを吸収された。
5年以上経過時点だったので、凶作が直撃しなければ吸収しないのかもしれない。
ただ、最終決戦で徳川に独自行動される方がおそらく厄介なので、吸収された方が良いとは思われる。
この時点での主要勢力の状況は次のとおり。
未だ織田から独立できず臣従したままだが、真田昌幸の固有特性でデメリットなく臣従を破棄できる。
89年5月 | 大名家 | 城数 | 威信 | 最大兵力 | 武将数 |
織田家 | 119 | 1395 | 546810 | 552 | |
真田家 | 59 | 545 | 156810 | 314 | |
島津家 | 23 | 415 | 72670 | 76 |
なお、その後89年・91年・93年と台風3連発、うち2回は自勢力に届かない台風で織田領のみに甚大な被害が発生。
その結果、4年間で織田の兵力はほぼ変わらず、93年6月の台風発生直後に織田から独立した。
独立時点での状況は次のとおり。
93年6月 | 大名家 | 城数 | 威信 | 最大兵力 | 武将数 |
織田家 | 133 | 1465 | 551100 | 575 | |
真田家 | 59 | 895 | 290870 | 330 | |
島津家 | 12 | 360 | 33805 | 98 |
この程度の兵力差であれば最終決戦の勝ち目もある。
ただし飛び地の上田城、関東に食い込む上野の織田領と厄介な要素が多い。
また固有政策の制圧速度上昇の影響で豊臣と比べて威風後の「わんこそば攻撃」が非常に執拗。
何とか打ち勝って覇王に真田の力を見せつけよう。